大アルカナは0から21までを連続して読むことで全体の流れを把握することができます。
今回は大アルカナの概要をお伝えします。
大アルカナの全体像
大アルカナは0から21までの番号が与えられた22枚のカードで構成されています。大アルカナの一枚一枚が独立したメッセージを持っていますが、全体を通して人間の魂の成長が物語のように描かれています。
0番のカード「愚者(THE FOOL)」は生まれたばっかりの赤ん坊、歩き始めようとしたところから魂の成長の物語が始まっていき、21番の最後のカード「世界」(THE WORLD)」へ向かって成長していきます。
大アルカナを読むときにはカードが持っているメッセージを読むとともに、そのカードが大アルカナ22枚の中でどこに位置し、前後のカードとの関係を知ることで深いメッセージを読み解くことができます。
前半と後半でステージは異なる
大アルカナは0番「愚者(THE FOOL)」から10番「運命の輪(WHEEL of FORTUNE)」までの前半部分と、11番「正義(JUSTICE)」から21番「世界」(THE WORLD)」の後半ではステージが異なります。
タロットもよく見ると前半と後半では異なっていることがわかります。前半は人物や物をモチーフにしたものが中心ですが、後半ステージでは「死神(DEATH)」や「悪魔(THE DEVIL)」など非現実的なモチーフが登場します。
このことから、0番のカード「愚者(THE FOOL)」という何も知らない若者が旅に出ていくことで社会を知るとともに、自己が確立していき10番のカード「運命の輪(WHEEL of FORTUNE)」で完結を迎えます。そこからは宇宙や自分の内面世界を探求するような宇宙と自分の統合、21番最後のカード「世界」(THE WORLD)」にたどり着きます。
大アルカナカードの紹介
0:愚者(THE FOOL)
1:魔術師(THE MAGICIAN)
2:女教皇(THE HIGH PRIESTESS)
3:女帝(THE EMPRESS)
4:皇帝(THE EMPEROR)
5:法王(THE HIEROPHANT)
6:恋人(THE LOVERS)
7:戦車(THE CHARIOT)
8:力(STRENGTH)
9:隠者(THE HERMIT)
10:運命の輪(WHEEL of FORTUNE)
11:正義(JUSTICE)
12:吊るされた男(THE HANGED MAN)
13:死(DEATH)
14:節制(TEMPRANCE)
15:悪魔(THE DEVIL)
16:塔(THE TOWER)
17:星(THE STAR)
18:月(THE MOON)
19:太陽(THE SUN)
20:審判(JUDGEMENT)
21:世界(THE WORLD)
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